新しいPCにLinuxを入れて数週間使ってみて、数年前とは比べものにならないほど進化しているのを体感して、こんなに素晴らしいものを無料で使ってしまっていいのだろうかとも思うわけですが、ではWindowsの代わりになるかというとやはり無理があるわけで。具体的に一番感じるのは日本語の扱いが貧弱なことと、フォントの扱いが適当過ぎて困るということ。フォントはWindowsではOSがしっかり管理しているのに対し、LinuxではいちおうXの担当ということになるのであろうが実態はそれぞれのアプリで扱いがバラバラなので正直やってられない。KDEアプリのみ使うようにすればいいかも知れないがそうも言ってられないし。
また、Windowsは自由度が少ない使い方しかできないが、Linuxは自由にカスタマイズできるという点がオープンソースであるLinuxの優位点としてあげられるが、ここでいうカスタマイズには「公開されているソースを好きなように書き換えてコンパイルしなおす」というのも含まれるので(まあ間違っていないというか非常に正しいのだが……)、初心者はだまされないように。
オープンソースってのはプログラマが幸せになるためのシステムであって、そこでは単に成果物を使うだけのユーザーは寄生虫に過ぎないので、そこにある以上のものを望むのは間違いなんでしょうけど。なんかこまごまとした不親切さが気になるんですよ。その辺は商売でやっているものとボランティアベースのものの違いとして割り切るべきでしょうね。
#というか、「漢字入力モードを終えるキーを変更する」ためには「cannaのソースを書き換える」以外の方法は本当に無いんでしょうか…… あ、「ATOKを購入する」という方法があることは分かっているんですが、そのためだけに買うのもどうかと思って。
sambaが送信はWindows機と同等以上のスピードがでるのに、受信がその数%以下の速度しかでないってどーゆーこと? これじゃファイルサーバーに使えません……