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いちゆう日記

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2002-08-25

_ 高知〜宿毛

駅前の喫茶店で朝食を取った後、8時19分発の特急あしずり1号で高知を出発。もちろん先頭のグリーン車に陣取ります。途中のJR線内はすでに乗ったことがあるので真面目に外を眺めずに(?)ぼけーっとしてました。窪川から土佐くろしお鉄道線に入りますが、くろしお鉄道の車掌さんが女性の方だったのはちょっと新鮮でした。

他にはあんまり印象に残った景色は無かったというか…… 車内でちょっと不愉快な気分にさせられたのでそのせいかもしれないですが。やっぱ、激安のフリー切符の客をグリーンに乗せるのは正規の切符を買ってる客にとっては迷惑なんじゃないかと思えなくも無い出来事がありまして。僕も貧乏くさい格好でグリーンに乗っているので全然人のことは言えないんですが。

_ 宿毛〜宇和島

宿毛は今風の高架駅ですが、終着駅らしく結構立派な駅舎でした。ただ駅前は少々閑散としていましたが。

宇和島まではバスで連絡となります。バスは駅前始発ではないので駅前のバス停でぼーっと待っていると定刻に少し遅れてバスがやってきます。バスは古びてはいますが、大型の立派な車でした。しかし乗客は僕を含めて2・3人。ローカルバスにしては本数が多い(約1時間に1本)のにこの人数とは…… と思っていたところ、宇和島に近づくにつれて続々と客が乗ってきました。どうもこの区間を鉄道の連絡で使うような人はあまりいないようです。

車窓は昨日乗ったバスのように岬を通るわけでもなく、正直余り期待していなかったんですが、海沿いあり山道ありで思ったよりも良かったです。というか、半分以上は眠っていました…… どうもよい景色を眺めていると眠くなるようで。でも、列車やバスに揺られながら居眠りするのが自分にとって一番の楽しみであると最近自覚するようになったので、これでいいんです(?)。自分では贅沢な趣味だと思ってるんですが……

バスは特段の遅れも無く、ほぼ定刻どおりに宇和島駅に到着。なお、この区間のバスの時刻は宇和島自動車のサイトで確認できます。JR時刻表にも一応載っているのですが、スペースが狭く書き方が紛らわしいのでこちらで確認した方がいいと思います(JTB時刻表は未確認)。

_ 宇和島〜松山

宇和島からは特急しおかぜ22号で松山に向かいます。この列車は残念ながらグリーン車は編成の最後尾でした。12時47分に宇和島を発車。列車が動き出したところで弁当の包みを開けます。やはり始発駅から乗るときは、列車が動き出す前に弁当を食べ始めるのはダウトだろうというくだらない思い込みによるものですが。でも、流れる車窓を眺めがならの弁当はまた格別なのです。たとえそれが300円のコンビニ弁当でも。とくに今回はグリーン車なのでいすの座り心地も良いですし。

予讃線は伊予大洲から二手に分かれてますが、この列車を含めて特急は距離の短い内子線を経由します。昔四国に来たときに予讃線の海線は通っているので、列車が向井原を通過した時点でJR四国の完乗達成。スピードが速いので、「え、どこ?」と思っているうちに通過してしまい、感慨に浸る暇もありはしません。ともかくJRでは九州に続いて2社目の完乗。まあ特にJR全線を狙っているわけではないんですが。

松山には14時ちょうどの到着でした。

_ 松山市内

さて、これから松山市内観光となる訳ですが、何の情報も仕入れてきていなかったので、まずは観光案内所で情報収集から。とりあえず坊ちゃん列車の時刻表をもらい、坊ちゃん列車の乗車券と、市内電車の一日券のセットを500円で購入。時間が中途半端だったので、駅前をウロウロした後、せっかくだから始発から乗ろうと思い、古町に移動。坊ちゃん列車が入ってくるのを待ちます(実は駅の隣の車庫にいるのが見えました)。

やがて先行する電車がホームに入ると、その後に坊ちゃん列車が入線します。坊ちゃん列車というのは夏目漱石の同名の小説に登場する列車を再現したもので、「マッチ箱のような」客車をちっちゃなSLが(実際の動力は蒸気機関ではないが)引っ張るという観光用の列車です。乗ってみると確かに小さい客車で、マッチ箱という比喩が的確であるように思えました。力行するときに汽車からドラフト音ならぬエンジン音がするのはご愛嬌ですが、外観も内装も凝った作りで、明治時代の気分に浸ることが出来ます。それに、道後温泉まで市内電車の軌道を走るので、大通りの真中をレトロな外見の汽車が走ることになるのも大ウケ。松山にきたのなら乗って損は無いでしょう。

さて、坊ちゃん列車は松山市の中心部を通り抜けて約25分で道後温泉に到着。道後温泉駅は行き止まりの駅で、当然転車台なんかありません。でどうするかというと、機関車の底にジャッキがついていて、それで車体を持ち上げてあとは人力で回すんです。機関士さんも結構大変そうです。しかも入れ替えのために客車は車掌さんたちが押して移動させてるし……

噂の機関車回転も見れたし、まだ時間に余裕はあるので温泉は後回しにして松山城へ。市内電車で大街道へ移動して、ロープウェイ乗り場に歩きます。別に山を登っても良かったんですが、疲れ気味だったので軟弱にもロープウェイの往復券を購入。実は松山城に登るにはロープウェイの隣のリフトでもいけると言うことで、行きはリフトに乗ってみました。リフトはスキー場にあるのと同じモノですが、スキー場ではほとんど絶滅してしまった一人乗りタイプのものでちょっと懐かしさを感じてみたり。

松山城は、天守閣から外を眺められてあとはいろいろと展示品があるといういつものパターンでしたが、山の上にあるので眺めはさすがに良かったですね。四国には結構本物のお城が残っているというのも今回の旅行で初めて知りましたし。

帰りはロープウェイで山を降りて、時間もいい頃なので再び道後温泉へ。道後温泉に入るのは今回が3回目ですが、今回は時間もあるので始めて休憩室つきの神の湯2階席に入ってみました。浴衣でのんびりするのもいいものですね。次来たら霊の湯に入ろうっと。

_ カレー日記(松山編)

温泉街でみやげを買いつつ、夕食を食べるところを探したんですがあまりおいしそうな店が無い。そこで電車に乗って商店街に移動しましたが、ここでもこれといった店が見つからず…… 松山の名物って温泉とみかんだから、あまり名物料理ってないですよね。てことは何食べても一緒かと開き直って、今日の夕食もココイチのカレーとなりました。松山三番町店でなすカレー。松山だけのサービスとして水の代わりにみかんジュースが出てくる……なんてことはなく、普通のココイチのカレーでした。

_ 松山〜伊予西条〜京都

腹も膨れたところでそろそろ松山ともお別れ。ちょっと時間が余っているので、わざと反対方向の市電に乗り、環状線をぐるっと4分の3周くらいしてJR松山駅に戻ってきました。

バースデイきっぷのラストは特急いしづち32号。しかし松山始発のはずのこの列車、なかなか入線しない。やっと入ってきたのは発車の5分前くらい。これはしおかぜ23号の折り返し運用なのですが、定刻に到着しても折り返し時間が8分しかないのは、単線の予讃線ではかなり無理があるダイヤのような気がします。しかもそのわずかな時間で車両の切り離しと車内清掃を行うので、ドアが開いたのは発車の1分前くらい。清掃も行き届かずにグリーン車にゴミが残っているというのも頂けないです。

しかし、これでグリーン車も最後なので、十分に座り心地を堪能して、22時17分伊予西条で快適な座席とお別れ。なんで伊予西条かというと、快速ムーンライト松山の日付が変わるのでここから乗れば18きっぷを有効に使えるというケチな理由なんですけどね。それだけならこの後の「ミッドナイトEXP松山」でも間に合うんですが、やっぱり最後はグリーン車で締めくくりたかったので……

が、伊予西条に降りてみると、案の定駅前は真っ暗で、開いている店はコンビニのローソンくらいしか見当たりません。ファミレスでもあれば時間が潰せると思ったんですが、電話ボックスのタウンページで探しても……無い。西条市にはファミレスらしき店が全然。しょうがないので気が進まないけどローソンで時間を潰すか…… と思い駅から出ると、明かりのついた「本」の看板が。この時間でもやってるのかな? と疑いつつもそちらに向かってみると、やってました。午前0時まで営業の古本屋でした。早速店に入り1時間ほど店内で時間を潰し、列車で眠れなかったときのために文庫本を3冊ほど購入して駅に戻ると、すでに待合室にはムーンライトを待っている人が数人いました。

0時を回り、日付が変ったところで改札で18きっぷに26日の日付をいれてもらい、ホームでムーンライト松山の到着を待ちます。ムーンライト松山はDD51の牽引でグリーン1両、普通指定席2両の編成ですが、18きっぷなので普通車しか乗れません。しかも座席は腰を浮かすとバッタンと音を立てて戻ってしまう簡易リクライニングシートだったのでいままでの座席との落差が激しい。まあ疲れていたので結構眠れましたが、しかし後で2回ほど起こされました。この列車多度津でムーンライト高知と、岡山でムーンライト山陽と併結するんですが、そのたびに激しい衝撃が。特に多度津のは入れ替えで何度も減速するたびにすごい音と衝撃が発生するのでとても寝ていられませんでした。といってもそれが終わってしまえばまたすぐ眠ってしまい、瀬戸大橋は全く意識が無いまま通り過ぎてしまったのですが。


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