LinuxにFDcloneなるものがあるのに気が付く。FDといえば思い起こすこと十数年前、MS-DOSユーザーだったころに大変お世話になったファイラーである。あまりの使い勝手の良さにWindos3.1搭載のパソコンを導入したくせに、全然Windowsを起動しなかったくらいだ。おかげでWin3.1がどんなだったかまったく覚えてない。非常に懐かしいので早速入れてみることにする……が、これはソースしか置いてなくて自分でコンパイルしろということらしい。ここから苦難が始まった。
とりあえず説明に書いてあるとおりに設定ファイルを書き換え、makeすればいいらしい……
$ make
とやってみたら、makeが無いと怒られました。仕方ないので探すこと数十分。 ……どうやら本当に無いみたいだった。
# apt-get install make
さて、makeも入ったところで、もう一度…… またエラーが出る。どうやらライブラリがないらしいが、僕はC言語は良く知らないのでさっぱりわからん。わからんときのgoogle頼みでそれっぽいのを探してみる。
# apt-get install glibc-devel
そうするともう少し先まで進むようになった。しかしそれ以上はさっぱり手が出ない。だが、ここで僕はあるものを発見してしまった。
# apt-get install FD
……なんだ、VinePlusにあったんじゃん。今までの苦労は一体。しかし今日の主題はFDではない。MySQLをインストールするのだ。Linuxを入れた目的にデーターベースの勉強があるのだが、僕が買ってきた参考書がMySQLのだったのだ。ちなみにVineLinuxに標準で入っているのはPostgreSQLである。 ……参考書を無駄にしないためにがんばるとしよう。
まず、残りHD容量が心もとなくなってきているので重すぎて使えないMozillaを抹消し、空き容量を確保。続いてrpmバイナリのインストールを試したのだがあえなく失敗。本を参考にソースからインストールすることにする。今までmake installを一回も成功させたことの無い奴がやるにはちょっと大物のような気がするが、とにかくやってみる。といっても本に書いてある通りに打ち込むだけだが。
$ ./configure --prefix=/usr/local/mysql --with-charset=ujis --with-extra-charset=all --with-misqld-user=root
そしたら、何だかC++が無いとか怒られた。そこで例のごとく、
# apt-get install egcs-c++
で、もう一回。するとまた何かが足りないと怒られる→それっぽい名前のをapt-getでinstall→もう一回./configure、というのを3回くらい繰り返してようやく最後まで完走。いやーお疲れ様でした。じゃなくて、次はmake。を今やっているところである。はたしてどうなることか。
ちなみに、ここまでの作業は全てVNCでWindowsマシンから遠隔操作でやっている。だから余計なメモリを食ってコンパイルが遅いのかもしれない。どうせktermしか使ってないんだからtelnetでいいじゃないかとも思ったが、viのコマンドを覚えてないので設定ファイルを編集するときにveditがいるのでダメなのだった。
MySQLのインストールは無事に完了しました。調子に乗って続いてPHP4を入れてみる。これはPHP 4.1.0 on VineLinux 2.1.5というそのままズバリなサイトがあったので大幅に参考にさせてもらう。途中、またlexだかflexだかが足りないと言われたので
# apt-get install flex
としてもう一回./configure。その後は順調に進む。